書道と水墨画がライフワーク!住み慣れた街で人生を謳歌!! - スタッフインタビュー

スタッフインタビュー

No.03 スーパーの鮮魚加工スタッフ

今回は、スーパーの鮮魚コーナーで、魚の切り身のパック詰めや品出しをされているスタッフにお話しを伺います。


スーパーの鮮魚コーナーのスタッフさん
★こんにちは!本日はよろしくお願いします。
こちらこそ、よろしくお願いします。
★まず初めに、当社のお仕事を見つけられたきっかけについて教えて下さい。
はい。実はこの仕事につく1ヵ月ほど前に、別のスーパーで惣菜加工・品出しの夕勤(18時から21時)で採用が決まりました。店頭に貼り出してあった求人広告には、「65歳まで」と書かれていたのですが、思い切って電話すると、「声が若い!」という理由で採用になったんです。(^_^) それで、スーパーは、さほど年齢に関係なく採用してもらえるものと思って、別に朝の仕事を探していたところ、新聞の折り込みでサポート・システムさんの求人を発見したんです。
★そうだったんですか!では今は2つのスーパーでWワークされているということですね。勤務時間等について教えていただけますか?
サポート・システムさんの方は朝の8時から12時まで、火曜と金曜を除く週5日、鮮魚部門で働いています。
★お仕事は新聞の折り込み広告等で探されることが多いですか?
そうですね。スーパーの仕事を始めてから約4年がたって、しばらくは就職活動をしていないですが、ハローワークに求人票を見にいったりしたこともあります。
★PCやスマホでインターネットから探されたことはありますか?
ないですね。今の仕事もそうでしたが、求人担当の方と直接電話で話す方が自分をしっかりPRできるような気がしますし、電話の方が面接日時等を「約束した」という安心感があります。
★なるほどよくわかります。
 ということになると、当社の求人サイト『サポナビ』はご存じないですよね?
いいえ、知っていますよ。(笑) 今回インタビューを受けるにあたって、事前に会社のことをもう一度調べてきました。ホームページもサポナビもすっきりしたデザインで見やすいですね。
★そういっていただけると嬉しいです。ありがとうございます。
 当社に応募された時の担当者の対応等についてはいかがでしたか?
入社した4年前は、確か◇◇さんという方が担当だったと思いますが、大変丁寧にお仕事内容や待遇面を教えていただいた記憶があります。今は△△さんに担当が変わり、職場で気になったことなど、電話で話を聞いてもらっています。話しやすい方で本当に助かっています。
★早速戻ったら◇◇と△△に伝えておきますね・・・大変喜ぶと思います。それでは、お仕事の内容について教えていただけますか?
はい。7時30分くらいにお店に入って、開店時間の9時までに、魚の切り身のパック詰め~シール貼り~品出しをします。扱うのは主に鮮魚ですが、塩干(えんかん)と呼ばれる、塩鮭やアジの干物などもあります。いずれも早朝にトラックから荷卸しされて大きなトレーに並べられた切り身を、2切れあるいは3切れ毎にパックして、価格と産地表示のシールを貼って店頭にならべます。現在シフトの関係で、月曜日の朝は私一人なので、時間との勝負になります。
★それは大変ですね。
そうなんです。特にチラシにのる特売品やおすすめ品は、開店早々から売れ行きがいいので、日曜日にインターネットでお店のチラシを見ておいて、特売品を先に片付けるようにしています。
★なるほど・・・品出しの順番を間違うと大変そうですね・・・。それで、魚を切ったりすることはあるのでしょうか?
いいえ、切り分けたり、焼いたりあぶったりは、スーパーに入っている業者の職人さんが全てされます。
★そうなんですね。鮮魚担当のパートさんは、調理の手伝いもされるものだと思っていました。
 ○○さんは、もう一つのスーパーでも品出しをされているとうことですが、そちらも時間との勝負ですか?
そうですね。惣菜や酒類など、扱う商品の種類が多いのと、ビン類もあるので、急いでいる時は、ぶつけて割ったりしないように気を付けないといけません。あと、夏場は缶ビールが冷えていないとクレームになることがあるので、冷蔵庫から取り出してすぐにショーケースに並べていきます。スピード勝負です。
★なるほど。基本は同じですね。ところで、4年間働き続けてこられて、あらためて今の仕事についてどう思われますか?
はい。まずは健康で働けていることに感謝しています。子供たちは静岡に住んでいて、一緒に暮らそうと言ってくれるのですが、趣味も続けていきたいし、その仲間達とも別れたくないので、大阪で生活を続けていくつもりです。月に一回は子供達に会いに静岡に行きますが、静岡は大阪に比べると人がのんびりしています。
★のんびりしているというのは、どのような時に感じますか?
まず、買い物でも、大阪のように“値切る”とか、“少しでも安い店に行く”という感覚がほとんどありません。なので大阪の方が店舗が価格競争するので物価は安いと思います。
★そうなんですね!!県民性があらわれていますね!
はい。大阪のノリのまま静岡で人と話すと浮いてしまいそうになるので、静岡入りする時はテンションを下げるようにしています。(笑) 話はそれましたが、魚は鮮度が命で、冷蔵庫や冷凍庫から取りだすこともあるので職場は寒いですね・・・。でも、あまり厚着をすると動きづらいので、小さなサイズのカイロをあちこちに貼って、しっかり寒さ対策をしています。
防寒対策について
★制服等はあるのですか?
いいえ、軽装の私服の上に、白衣とエプロン、帽子、長靴、手袋、マスクをつけて仕事をします。
★お魚を扱うということで、衛生面には気を遣いそうですね。
そのとおりです。いつも病気やケガをしないように注意をしています。だから、普段は自転車通勤しているのですが、大雨や台風の日には転んでケガをしないようにタクシーを使うことがあります。
★素晴らしいプロ意識ですね。頭が下がります。
 では、ベテランの〇〇さんには、今さらながらの質問だとは思いますが、仕事でのミス等があれば教えて下さい。
シール貼りを担当して間がない頃に、産地シールを誤って貼ったことがあります。幸い、店頭にならぶ前に発見されましたが、それ以来、貼り間違いがないように注意しています。
★偽装表示と捉えられることもあるでしょうから、慎重にしないといけないですね。
 その他に、仕事で心がけている事はありますか?
そうなんです。産地表示の誤りは大きなクレームになることもあるようで、特に気を遣っています。それから異物混入もクレームになります。ゴム手袋の切れ端や発泡スチロールの破片が混入しやすいので注意しています。あと、心がけている事といえば、あいさつをしっかりすることですね。以前、お客さんから、あいさつがしっかりできていることを褒められたことがあります。夕勤のスーパーでは、あいさつが厳しくて、本部から突然巡回点検が入ることもあります。その結果が人事評価にも反映するみたいで、店長以下社員さん達はピリピリしています。「声は出ているけども頭が下がっていない」など、一口に挨拶と言ってもみられるポイントがいくつもあります。
★確かに、正しくあいさつができていない人はたくさんいますよね。鮮魚部門は何名位で担当しているのですか?
スタッフは私を入れて4名います。派遣スタッフは私だけで、シルバー人材センターから来られた方もいます。あと、鮮魚を切る業者の職人さんは、性格的にも職人気質の方が多くて個性的ですね。
★開店後は、仕事は落ち着きますか?
はい。品出しは補充程度でさほど忙しくないので、店頭で商品を整えたりします。店頭にいると、お客さんから「この魚なら、煮つけの他にどういう料理方法があるの?」などと聞かれたりするので、事前に料理本を見て作ってみて、「素揚げにして、マリネにしても美味しいですよ」などと話が弾むこともあります。お客さんも同世代の方が多いので、逆に「煮つけにするなら、ゴボウの付けあわせが合うよ!」と教えてもらったり、料理の話から子供や孫の話まで膨らむこともあって、楽しいひと時です。
★開店前とは雰囲気が違いますね。(^_^) ところで、派遣で働くメリットは何だと思いますか?
話は少々ずれますが、過去に銀行の事務職をしていた頃に、来られていた派遣スタッフをみていると、派遣会社によって連れてくる人材のレベルが違うことがよくわかりました。今は逆の立場で、初めて派遣スタッフの立場で働くこととなったので、サポート・システムさんの看板を汚さないように心がけて働いています。派遣のメリットとしては、直接の採用と違って担当の方がいらっしゃるので、職場の人間関係や気になったことなど、話を聞いてもらえるのが一番の魅力でしょうか。担当の方との相性もあるかと思いますが、サポート・システムさんは誠実な方が多くて、そこは会社の社風みたいなものが反映されているのかもしれません。
★ありがとうございます。
 話は変わりますが、休みの日はどのように過ごされていますか?
読書していることが多いですね。あと、昔から絵を書いたり、デザインをすることが好きで、その延長線からか、今は水墨画と書道を楽しんでいます。
★一人でできる趣味が多いですね。
そうなんですよ、性格ですかね。(笑)一人の時間を大切にする方かもしれません。大阪はもう何十年も住んでいる街で、ご近所さんがたまに家に遊びにきたりすることもありますが、大勢でワイワイ騒ぐタイプではないと思います。
★余暇を充実させておられる様子がよく伝わってきます。
 プライベートも合わせて、今後の目標があれば教えていただけますか。
健康で仕事を続けられるように自己管理を怠らないことと、今の趣味をもっともっと極めたいです。知り合いに俳句の先生がいて、読んでもらった俳句を私が筆字で書いて、脇に水墨画で挿絵を添えたら楽しいかなぁって、話してたりします。
★素晴らしいですね!日本の伝統文化が調和して、新しいジャンルが生まれるような気もします。
ありがとうございます。
★最後になりますが、これからスーパーの鮮魚部門のお仕事にチャレンジしようと考えている方へのメッセージをお願いします。
スーパーの鮮魚部門というと、包丁使いが上手くないとできないとか、寒くて冷えるといった印象をもっている方も多いかもしれませんが、先入観にとらわれずに是非挑戦してもらいたいと思います。何よりも、四季折々を肌身で感じられる仕事ですし、ワンシーズンやってみると、自分でもビックリするくらい魚の調理方法に詳しくなります。それと、人手が足りないので、今後自動パッカー機が導入される予定らしくて、今より楽になるかもしれません。
★なるほど、“四季を感じられる仕事”とは、主婦の方ならではの目線ですね。今日は本当に貴重なお話をたくさんいただきましてありがとうございました。
こちらこそ、ありがとうございました。
気が付けば、2つのスーパーの掛け持ち歴も4年が経過。
上品な振る舞いからは想像もつかない頑張り屋さんです。
定評のある「あいさつ」で、お店の元気印としてますます活躍されることをお祈りしています。