ここがポイント! 履歴書の書き方ガイド

ここがポイント! 履歴書の書き方ガイド

採用担当者に好印象を与える履歴書を作るための書き方ガイドです!
このページでは、履歴書の役割、具体的な項目ごとの書き方などを紹介していきます。
また、履歴書のテンプレートもご用意しています。

1.履歴書の役割

履歴書には、「社会人としての自分を伝える」役割があります。
学歴・職歴、資格・免許、志望動機、趣味・特技などを通じ、自分の経験などを伝えます。
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2.履歴書の項目別書き方サンプル

➀【日付】提出日を明記する!
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  • 面接時に提出する際は面接日を、郵送する場合は投函日を書きます。
    ※提出日の指定がある場合は提出日か前日の日付を書きます。
  • 年号は、履歴書全体で統一されていれば、和暦・西暦のどちらでもかまいません。学歴・職歴欄に日付を記入する際も、注意が必要です。
➁【名前】はっきり丁寧に書く!
  • 名前は、正確に「戸籍に登録されている字体」で記入します。普段は略字を使っていても、戸籍が旧字の場合は、戸籍どおりに記載します。
  • 名前は、姓と名の間にスペースを空けます。
  • ふりがなは、履歴書の項目欄に合わせて、平仮名か片仮名で記載します。
➂【証明写真】3ヵ月以内・カラーで正面から撮影したものを使う!
  • カラーで正面から撮影したものを使います。
  • 本人だけで、胸から上が写っているものを使います。
  • 直近3ヵ月以内に撮影した写真を使用します。
  • 万が一剥がれた場合に備え、写真の裏には名前を記入しておきます。
  • 履歴書の書き間違えなどもあるので、すべての記載が完了した後に貼ります。
  • 撮影する際のマナー
    • 表情は、「口角を上げて、目をやや大きく開いている」と、意欲的に見えると一般的に言われています。逆に、伏し目がちだと、自信が無いように見えます。
    • 服装も大事です。清潔感が出るように、髪型を整え、スーツを着用します。
      男性は、スーツにネクタイ、女性はジャケットが基本です。
    • 女性は、顔色が明るく映るように、インナーは白や薄い青色などの淡い色が良いです。
      また、メイクは、派手すぎず、顔色をよく映し出すために、チークやリップをのせてください。
  • 印刷サイズ
    • 一般的に、サイズは2.4×3cmまたは3×4cmが基本ですが、サイズの指定がある場も あります。
➃【連絡先】日中に連絡の取りやすい連絡先を明記する!
  • 固定電話が無い場合は、携帯電話の番号のみを記載します。
  • 応募先からの連絡を受けるための番号です。日中に連絡が付きやすい番号を記入します。
➄【学歴】年の書き方は統一する!
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  • 年号は、西暦でも和暦(昭和・平成など)でも構いませんが、履歴書全体で統一してください。
  • 新卒の場合は、中学校卒業時から記載しますが、中途採用の場合は、高校入学以降の学歴を記載します。学校名は略さずに、正式名称で記載してください。学部・学科や専攻・コース名なども記載します。また、応募企業の業種・職種に卒論や専攻などのテーマが関連する場合は、記載しておくとアピールにつながります。
  • 学歴を書く際の注意点
    • 入学・卒業を記載する場合、「同上」などと省略せずに、正式名称をきちんと記載してください。
      ※予備校は学歴には入りませんので、記載しません。
    • 当然ですが、学歴詐称は絶対にやめてください。発覚した場合、内定取り消しや懲戒などの処分対象となる可能性があります。
➅【職歴】職歴は入社・退社歴をもれなく記入する!
  • 原則、すべての入社・退社歴を記載します。
  • 職歴は、中途採用において最も重要な項目ですが、職務経歴書を別途作成する場合は、簡潔な記載に留めておきます。
  • 職歴を書く際のポイント
    • 会社名は、略さずに正式名称で記載する。
    • 勤務した会社は、短期間であっても記載する。
    • 退職の場合は、退職した理由も簡潔に添えて記載する。
    • 在職中の場合は、「現在に至る」「退職予定」と記載する。
    • 応募職種に関連する業務経験がある場合は、社名・部署名の後に記載する。
    • 最後の職歴から1行開けて、右寄せで「以上」と記載する。
  • 退職理由の書き方
    • 退職理由は、「都合により」と記載します。
    • 会社倒産などの場合は、その旨を簡潔に記載します。
    • 転職回数が多い場合は、1社あたりの在籍期間がチェックされますので、退職理由をきちんと回答できるように準備しておく必要があります。
➆【資格・免許歴】応募先の業務に関係あるものを記入する!
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  • 資格・免許欄は、取得年月を記載し、資格・免許は正式名称で記載します。
  • 資格・免許を持っている場合
    • 仕事に活用できる資格・免許は、必ず記載してください。
    • 仕事に直結していなくても、自己PRにつながるものであれば記載してください。
    • 自動車免許は、応募資格になっている場合もあるので、保有していれば、必ず記載してください。
    • 取得勉強中の免許・資格は、取得予定時期を記載します。
    • 取得年月は、学歴・職歴と同様に、履歴書全体で西暦か和暦に統一してください。
    • 複数の資格があり、記載欄に収まらない場合は、応募先の業務内容を考慮し、優先順位をつけて記載してください。なお、「1級」や「2級」など、段階がある資格は上位のみを記載してださい。
    • 事前に、資格や免許が失効していないかなどの確認を取っておくことも大事です。
  • 資格・免許を持っていない場合
    • 資格を取得しておらず、何も記載することがない場合は、「特になし」と記載します。
➇【志望動機、特技、好きな学科、アピールポイントなど】なぜ応募したのかをわかりやすい言葉で表現する!
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  • 志望動機は、「なぜ、その会社で働きたいのか」を伝える重要な項目です。採用担当者は、志望動機によって、入社意欲や自社の理解度を確認します。「一緒に働きたい」と、採用担当者に思ってもらえるような志望動機が望ましいので、しっかりと記載してください。
  • 自己PR欄が別途ある場合は、内容を区別して記載する必要がありますので、ご注意ください。
  • 応募先企業に合わせた強みやこだわりを伝えよう
    • 履歴書に自己PR欄がある場合は、応募先企業に対しての意欲や自身の強みやこだわり、これまでに得た経験や知識などをしっかりとアピールしましょう。(職務経歴書の自己PRをみる
  • 志望動機を書く際に意識すること
    • 下記の3項目に注意すると、志望動機がより鮮明に採用担当者に伝わります。
      • なぜその会社を志望するのか
      • なぜその仕事を志望するのか
      • 会社にどう貢献できるのか
        「なぜその業界なのか」と、「同業他社が数多くある中で、なぜその会社なのか」を記載できれば、さらに良い志望動機となります。
  • 文字数の目安
    • 履歴書の志望動機欄は、あまりスペースが広くありませんので、200文字程度が目安となります。
➈【趣味・特技】仕事に活かせるものならさらに◎!
  • 趣味・特技が、直接、合否に影響することはあまりありませんが、面接担当者と話が弾むような趣味や特技がある場合は記載しておくと面接がスムーズに進むことがあります。なお、仕事に役に立つものであれば、必ず記載してください。
  • 志望動機など記載すると、記載できるスペースが限られますので、簡潔に記載するなど工夫をして記載してください。
➉【通勤時間】片道の所要時間を5分単位で記載する!
  • 徒歩含めた自宅から会社までの通勤時間を記載します。
⑪【本人希望】応募において必要とされる条件がある場合は具体的に記載する!
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  • 原則、応募する求人に勤務地や職種が複数ある場合は、希望する勤務地や職種を記載しておきます。
  • その他、勤務条件について具体的な希望があったとしてもこの欄には記載せずに、面接などの場で採用担当者と相談するのが一般的で、この欄には「勤務条件は貴社の規定に従います。」と記載します。
⑫【健康状態】通常業務に影響が出る場合は具体的に記載する!
  • 履歴書に健康状態を記載する項目がある場合、業務に影響がない状態であれば、「良好」と記載します。もし、業務に影響がある場合は、具体的に記載するか、面接などの場で採用担当者に直接伝え、相談してください。

3.履歴書の書き方ルール

「絶対に合格できる!」という、履歴書はありませんが、「評価がマイナスになる!」履歴書はあります。よって、記載時の最低限のマナーは守り、誤字脱字をなくしたうえで、あなた自身の「良さ」が伝わる履歴書にする必要があります。
  • 筆記用具は黒色のペンやボールペンを使用する!
    • 筆記用具は、耐水性でにじまない油性ボールペンなどを使用します。
    • 応募先の会社でコピーされることを想定し、黒色でしっかりと記載します。
      ※「消せるボールペン」は使わないようにしてください。
  • 書き間違えた場合は、新しい履歴書に書き直す!
    • 書き間違えた場合は、修正液の使用や二重線などでの訂正はせずに、新しい履歴書に書き直します。
    • 見本となる履歴書を作成しておき、それを見ながら記載すると、書き間違いが減り、全体のバランスが良くなります。
    • 誤字脱字に注意し、丁寧に履歴書を記載してください。
  • 空欄などの記入もれがないか念入りに確認を!
    • 応募先が複数ある場合、履歴書をまとめて記載することがあります。その場合、ケアレスミスが発生しがちです。空欄のままになってしまったり、写真の貼り忘れなどをしないよう、記載が終わったら、しっかりと確認することが大事です。氏名欄の「ふりがな」も忘れずに記載してください。
    • 文字数が少ないなど、空白が目立つ履歴書は、採用担当者に応募意欲が低いと思われてしまいがちですので、資格欄など、書くことがない項目については、「特になし」と記載する必要があります。

4.(無料)履歴書のフォーマットをダウンロードする

履歴書(JIS準拠)のフォーマットを用意しています。
無料でダウンロードいただけますので、作成時にお役立てください。
※手書用(PDF形式)とパソコン用(Excel形式)があります。