赤べこ(あかべこ)を真似た首振り牛(冬:1月の製作アイデア)

製作物のコーナー

赤べこ(あかべこ)を真似た首振り牛(冬:1月の製作アイデア)

製作者:mocaneko

季節:1 月

赤べこ(あかべこ)を真似た首振り牛(冬:1月の製作アイデア)

製作者からのコメント.......

1月を迎えると昔ながらの伝承遊びに触れる機会があるかと思います。そこで、2021年の干支は『丑』ですから、身近にあるもので干支をテーマにしたおもちゃを製作してみました。

※『赤べこ』とは福島県会津若松市の郷土玩具で、赤く塗られた牛です。赤べこは〈幸運を呼ぶ牛〉といわれている首を振る牛のおもちゃです。

材料
・1,000mlの牛乳パックの空き容器
・割り箸
・たこ糸
・トイレットペーパーの芯
・ペットボトルの蓋
・油粘土
・折り紙や色画用紙などの装飾する物

※牛の本体となる物は、牛乳パックの空き容器以外に400g入りのプレーンヨーグルトの空き容器のような物でもなんでもok!
※※油粘土の代わりに小麦粉粘土を使用する場合は、時間が経って乾燥するとポロポロと剥がれてしまうこともあるので、空気に触れないようにアルミホイルなどに包んで使用することをお勧めします。
道具
・はさみ
・カッター
・のり
・セロハンテープ
・千枚通しまたは目打ち
・クラフトパンチ
・カラーマジックなどの顔を描いたり、牛の体の装飾に使用する物
・紙やすり

※今回クラフトパンチは牛の体の装飾に使用していますが、折り紙やクレヨンなどで装飾もできるので無くてもok!
※※千枚通しや目打ちは、穴を開けられれば無くてもok!
作り方
作り方①
〈準備しておくこと〉
1.割り箸は、牛の体から飛び出さない程度にあらかじめ切っておく。※ここでは目安として約5cmのところに赤線を引いている。この時、切り口で怪我をしないように紙やすりで削っておくことをお勧めします。【図1・上】


①〈牛の体〉
1.牛乳パックの空き容器は、トンネルのような筒状(約15cm)になるようにはさみまたはカッターで注ぎ口の上部分と底部分を切る。※ここでは切る部分を赤斜線で示している。【図1・下左】

2.1で切り取った筒状の容器は、上から約2cm辺りに千枚通しまたは目打ちでたこ糸を通す穴を開けておく。※ここでは赤点で示している。【図1・下右】
作り方②
②〈牛の顔〉
1.トイレットペーパーの芯は、約4.5cm位に切る。※ ここでは目安として赤線を引いている。【図2・上左】

2.1で切り取った芯を切り開き、牛の顔の形になるように曲線を描いて切る。※ ここでは切り取る部分を赤色で塗っている。【図2・上中】

3.2で切り出した顔のパーツを折り紙やクレヨンなどを利用して着色する。また目や耳のパーツも作り、着色しておく。【図2・上右】
作り方③
③〈仕掛け〉
※準備しておいた割り箸の先端に取り付けるペットボトルの蓋は、蓋の中に中蓋がついている物(図B)の場合、千枚通しや目打ちなどを使用して中蓋を取っておくと割り箸との接着が良くなる。(図A)タイプの蓋ならば、この作業は無い。【図2・下】

1.準備しておいた割り箸の先端に、ペットボトルの蓋を被せ、セロハンテープのベタベタした面が外側になるように輪にして固定する。※ここでは赤テープで示している。さらに蓋の上や内側にもセロハンテープでしっかり固定する。【図3・左】

2.1で固定したペットボトルの蓋に②で作った牛の顔を被せ、セロハンテープのベタベタした面が外側になるように輪にして貼る。

3.割り箸にたこ糸を結ぶ。

4.牛の顔とは反対側の先端に油粘土を押し付けて貼り付ける。この時、良く首が揺れるようにたこ糸の位置や油粘土の量を調整して貼り付ける。※ 少し油粘土の方が重くなるようにすると、良く首が揺れる。また、バランス良く調整するならば、〈牛の体〉に開ける穴の位置は、中央付近にすると良い。【図3・右】
作り方④
5.4で作った仕掛けのたこ糸を①〈牛の体〉の穴に内側から外側へと通し、セロハンテープでしっかり留める。

※ここでは赤テープで示している。※※仕掛けを取り付けた時にバランスが崩れたら、油粘土を付け足したり減らしたりして、再度バランスを調整してください。【図4】

完成写真

作り方⑤
④〈仕上げ〉
1.牛の体は、クラフトパンチを使用して折り紙や色画用紙で抜いた絵柄を貼ったり、クレヨンなどで描いて装飾すると、赤べこの出来上がり!
【図5】


~遊び方~
牛の頭を軽く押すと、首がゆらゆらと揺れる。
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