“手の中にすっぽり”小鳥を飼おう!

“手の中にすっぽり”小鳥を飼おう!

手の平に収まるサイズ感、表情豊かで可愛らしい動きなどで、人を魅了する小鳥たち。
見た目や性格の違いは?一緒に暮らすにはどうすれば?…など気になるポイントをご紹介します。

小鳥の種類

小鳥の中でも人気の高い種類をピックアップしました!
ブンチョウ(文鳥)
ブンチョウ(文鳥)
【体長】14cm
【体重】25g
【寿命】7年
【容姿】赤いアイリングと固いクチバシ
【性格】オスは明るく陽気、メスは穏やか
どちらも一度懐くと一途

【 声 】インコに比べて静か
マンションでも飼いやすい

ヒナから飼育するとよく懐く
手乗りの代表格
フィンチ類では寒暖に強く、丈夫
性格が合わないと激しいケンカをすることもあり、複数飼いは慎重に
ジュウシマツ(十姉妹)
ジュウシマツ(十姉妹)
【体長】10cm
【体重】13g~16g
【寿命】5年~10年
【容姿】太くまっすぐなクチバシ。品種改良で生まれた鳥で、色・模様・毛並など種類はさまざま
【性格】温和で攻撃性も低い。臆病なため、手乗り用よりも観賞向き
【 声 】オスは高く澄んだ声、メスは低め
体が丈夫かつ、子育て上手なことで有名
1羽だと寂しがるので、複数飼いがおすすめだが、繁殖しやすい点に要注意。心配なら同性同士で
キンカチョウ
キンカチョウ
【体長】10cm
【体重】12g~15g
【寿命】5年
【容姿】オスは胸に縞模様、オレンジ色の頬、鮮やかな赤いクチバシがある
メスはこの特徴がない

【性格】温厚で臆病
【 声 】猫に似た可愛らしい声。よく鳴く
英名:ゼブラフィンチ
観賞向き。手乗りにしたい場合はヒナからの飼育が必要。手乗りになっても、過度なスキンシップは控える方が無難
寒さにやや弱め
セキセイインコ
セキセイインコ
【体長】19cm~23cm
【体重】30g~40g
【寿命】7年~10年
【容姿】色のバリエーションは30色以上
原種はイエロー×グリーンで、和名の背黄青(セキセイ)の由来
シルエット違いに、羽が巻いている羽衣セキセイなどがいる
【性格】好奇心旺盛で人に懐きやすい
複数飼いでもあまり喧嘩しない

【 声 】どちらかというと小さめ
【特技】おしゃべり。モノマネ
比較的寒さに強め
飼いやすいので初心者にオススメ
オカメインコ
オカメインコ
【体長】30cm
【体重】90g~120g
【寿命】20年
【容姿】オレンジ色のチークパッチ、長い尾羽とカールした冠羽が特徴。羽の色はイエロー、グレー、ホワイトの組み合わせで決まる
【性格】優しく臆病で甘えん坊
【 声 】よく通る声で、特にオスは大きい
【特技】甘える。ダンス
他種類のトリとの暮らしは、いじめられやすいので要注意
振動・音・光で、よくパニックに陥る
赤い目の子は視力が弱めで、特に注意
コザクラインコ
コザクラインコ
【体長】15cm~17cm
【体重】50g~55g
【寿命】7年~10年
【容姿】色鮮やかな羽色、尾羽が短く頭部が大きい。クチバシの力が強め
【性格】好奇心旺盛で人に馴れやすい
【 声 】金属的な響き。少し大きめ
英名:Peach-faced Lovebird
ラブバードの由来は2羽並ぶとハートに見えることから。つがいに対して深い愛情を示す。その反面、つがい以外には攻撃的で同居が難しいことも

巣材を羽毛にはさんで、運んだり、アピールのため自分の体に飾るオシャレさん
※フィンチ… ヒワ類などの小鳥のこと。スズメのように円錐形のしっかりとしたクチバシを持ち、アワ・ヒエ・キビなどをエサとする。上段の3種は全てフィンチ類。
※記載しておりますデータは、あくまでも目安としてお考えください。環境や個体によって異なります。

揃えたい飼育グッズ

ケージの中の小鳥
  • □ ケージ
  • □ ケージカバー
  • □ キャリーケース
  • □ エサ入れ
  • □ 菜差し
  • □ 水入れ
  • □ 止まり木
  • □ 水浴び器
  • □ おもちゃ
  • □ ナスカン
  • □ 爪切り
  • □ キッチンスケール
  • □ 温度計・湿度計
  • □ 掃除グッズ
  • □ 保温グッズ
  • □ 新聞紙

飼い主の心構え

お金 お金
購入費は安くとも、飼育にかかる費用は高いもの。定期健診以外にも、病気になったときのために金銭的な余裕が必要です。
時間 時間
こまめな掃除やコミュニケーションの時間は確保したいところ。小鳥たちの早寝早起きな生活リズムも把握しておきましょう。
寿命 寿命
種類によっては20年以上も長生きする子もいます。自分や家族が最期までお世話できるのか、よく考えましょう。
鳴き声 鳴き声
鳴く頻度や声の大きさは、種類によって異なります。事前にお店で確認しておきましょう。近隣への許可が必要な場合もあります。
環境 環境
気温・湿度・音など快適に暮らせる環境づくりが必要です。TV近くや日差しが強い場所など、外部からの刺激が強い場所は不向きです。

注意点

飼うときの注意点はたくさんありますが、その中からいくつかご紹介します!
小鳥と女性
人の目線よりも少し下へ
ケージは低すぎず、高すぎずが◎。低いと気弱に、高いと攻撃的になります。触れ合うときも同様です。
睡眠
規則正しい生活を!
夜型生活は小鳥にとっても健康面・精神面ともに悪影響。夜はケージにカバーをかけて静かにします。
禁止
人の手で温めるのは×
鳥類の体温は約40~42度。人の手の温度よりも高いため、逆に寒く感じてしまう恐れがあります。
ハート
発情させない
発情すると体に負担がかかり、病気になることも。ケージに巣箱を入れないなどの対策が必要です。
怒る女性
怒鳴る&叩くのは×
人に怒られると恐怖心をいだき、信頼関係を崩すことに…。良い行動をしたときは褒めてあげましょう。
はばたく小鳥
放鳥時は細心の注意を!
踏んだ!挟んだ!という事故をよく聞きます。部屋は片づけて、とにかく小鳥から目を離さないことです。
小鳥を迎え入れるにあたり、家族の一員としてコミュニケーションを取りながら暮らすことがとても重要!
彼らが喜ぶこと、やってはいけないことを理解し、互いに気持ち良く過ごせるようにしましょう。
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